しつけの基本は「楽しむこと」

うーたん(ペットdeペット編集部)

 

考えてみればワンちゃんたちには、人間が作った空間の中で一緒に生活してもらっていますよね。ですからワンちゃんにとって初めは人間の決まりごとなんてものは当たり前ですが分かりません。

ただ、生活を共にするためには人間のルールは知ってもらわなければなりません。

そこで皆さんがやっている「しつけ」ですが、これについて皆さんはどのように考えていますか。ここではしつけに関する「叱ることの難しさ」や「楽しくしつける方法」について記事にしました。

実はしつけって、関係性を深めるのにとっても有効なものでした!

目次

罰では伝わらないことも

体罰は人間でも良くない行為とされていますが、人間同士であれば共通のコミュニケーションツールである言語があるので、なんで痛いことをされているのかは大抵分かりますよね。

しかし人間とワンちゃんとでは共通の言語はありません。ワンちゃんに何かを伝えることはそもそも難しく、音と目で理解させることで人間と上手に暮らすことが出来ています。

そんなワンちゃんたちへの体罰によるしつけは適切なタイミングで、個々に合った強さで行わなければ効果はありません。闇雲に叱っても、意味がないときのほうが多かったのです。しかも上手く出来ていないと、ワンちゃんにただ恐怖心を感じさせるだけになっていることも多くあります。

飼っているワンちゃんにする行動として体罰は、なかなかリスキーな行動ですよね。本当は好かれたいですし。

ではどうするべきか。それはとにかく楽しませることです。

楽しむことで覚える

私たち人間は外に出れば友人がいたり、親戚と話したり。しかしワンちゃんにとって生活の中で関われるのは基本的に飼い主さんだけです。なのでワンちゃんにとって飼い主さんとの時間はとっても特別な時間になります。

ワンちゃんは飼い主さんとのそんな特別な時間が大好きです。飼い主さんが笑顔だったら「もう一回やって喜ばせてみよう」と思ったり、「どうやったら、楽しいの?」と常に探っています。

しつけはこの楽しさの中で教えてしまえばいいのです。出来たら、褒めまくる。よしよしするだけじゃ物足りません。ちょっといつもより高めの声で「お~!よくできたね~!」って。ワンちゃんって褒められるの大好きだから。

もし、失敗しても叱る必要はありません。上記のように、叱ってもワンちゃんには伝わってないことが多いからです。成功体験で覚えさせることが、共通の言語がない私たちには有効です。

実は英国の研究でも、罰無しで褒めたりするほうがトレーニングの効率が良いことが分かっているんですよ。

「人間にとって正しいこと=ワンちゃんにとって楽しいこと」としましょう。

なかなかうまくいかなくても、根気よく。それでもダメだったら他の方法を考えればよいのです。

人の手に怯える犬

しつけをすることで、人の手を怖がるワンちゃんになることがよくあります。それはしつけのやり方が上手くいっていないということです。例えば、叩くことによるしつけ。この叩くしつけのタイミングや強さって人間の想像以上に難しいのです。ただ、飼い主さんによっては伝わると思ってやってしまいがちな行動ですよね。

叩くしつけのタイミングが上手くいっていない時、ワンちゃんたちは「なんでだろう。悪いことなんてしていないのに、ただ痛いことをされている。」という認識になります。そうして人の手を異様に気にするようになるのです。これではワンちゃんにとっても、飼い主にとっても辛いことです。

中には「うちの子は叩いていないのに、なんでかちょっと怯えているような気がする」という飼い主さんもいらっしゃいます。しかし気をつけてほしいことは、しつけによって叩くマネや嫌な音を立てる行為も人間の手によって行われている行為です。普段そういう行動をしていないか一度振り返ってみましょう。

こうしたしつけによってとりあえず良い子になってくれればいい、という飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、本当の意味で仲良くなりたいのであればあんまりオススメできません。

ちなみに、このように「ワンちゃんが人の手を怖がっている状態」をハンドシャイと言います。

ワンちゃんは、人間が思っているよりも人間世界のことは無知だしデリケートでした。

理解しやすい罰

怖い思いをさせる罰は加減やタイミングが難しいのですが、ワンちゃんにとって怖くなくて伝わりやすい罰もあります。それは”無視”です。

良くないことをしたとき、ワンちゃんは良くないことと理解していません。しかしそれをしたことで楽しい時間が終わってしまったらワンちゃんは疑問に思うのです。「あれ、やっちゃいけないことをしたのかな。」と。これの繰り返しが効果的です。

例えば、遊んでるときに興奮して噛んでしまう子は結構いると思いますが、噛まれたときは「痛い」と落ち着いた声で伝えて、一緒にいた部屋から飼い主さんだけ出ていったり、ケージに入れてそっぽを向いたりするのです。コツは、ダメなことをした瞬間に行うこと。

ワンちゃんにとって飼い主さんとの楽しい特別な時間が終わることはとてもツラいのです。これを続けることによって、だんだんやって良いことと悪いことが身についていきます。

「人間にとって正しくないこと=ワンちゃんにとってつまらないこと」としましょう。

無視のあとは、たくさん可愛がってあげるのを忘れずに。

まとめ

そもそもワンちゃんたちにとって人間の命令を聞く義務なんてないことを忘れている飼い主さんもいらっしゃいます。たまに言うことを聞かなくてバシっと叩かれているワンちゃん、大きな声で怒鳴られてるワンちゃん見かけますが、これって人間のエゴです。

言うことを聞かないのはそれなりの理由があって、見つけなければいけないのはこちら側です。

ペットを飼うことの理由で多いのは「癒されたいから」。

しかしそもそも飼い主側がワンちゃんを癒してあげないと、ワンちゃんが私たちを癒やしてくれるわけなんてありませんし、むしろ反抗的な態度を見せます。

そして飼い主がワンちゃんを怖がれば、ワンちゃんも飼い主を怖がります。飼い主側はビクビクして接することのないよう、ドンと構え、優しく接してあげましょう。

しつけを含め普段の生活をお互いに楽しむことで、ワンちゃんは飼い主さんに対して「この人はいつでもぼくの味方なんだな。一緒にいると安心だ。」という認識になります。そうなれば自ずとワンちゃんも飼い主さんの強い味方になってくれるのです。

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ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県生まれの23才。 子猫の兄妹、せりくんとすずなちゃんとたのしく暮らす。 趣味は温泉、工芸品鑑賞。地方に小さな家をいくつか持って気の向くままに暮らしたい。