暮らしと健康

見逃しがちな危険がいっぱい?!猫の室内事故に要注意!(2/2)

(ペットdeペット編集部)

 

水辺に注意!

お風呂場のキケン

お風呂場で何より危険な場所は浴槽です。万が一、猫が浴槽に入ったとしても溺れないよう、浴槽に湯を張ったまま放置することはやめましょう。

これは蓋を開けていても、締めていても同じです。蓋をしめていたとしても猫が乗ってしまった反動で蓋と一緒に浴槽に落ちてしまうことがありますし、開けていたらそのまま水に飛び込んでしまうことがあるのです。

災害対策のために浴槽に水を溜めたままにする方もいらっしゃいますが、現在はさまざまな観点からあまり推奨されていないようです。愛猫のためにも、浴槽は空の状態を保ちましょう。

洗濯機のキケン

多くの人が、洗濯機を使っていないときは乾燥させるために、蓋を開けたままにしていると思います。

しかし猫の中には、洗濯機の中に入って遊んだり、中には眠ってしまう子もいるんだとか。何も気づかずに洗濯物を入れて回してしまったらと思うと本当に恐ろしいですが、そういったことはやはり実際に起こっています。

基本的に、洗濯機はカビ対策のために常に開けて乾燥をすべきです。そのため、猫を洗濯機が置いてある場所に近づけないように配慮するか、それが難しければ、洗濯機を回す前にしっかりと猫が居ないかどうかを確認をしましょう。

暗くて狭い場所が大好きな猫にとって、洗濯機の中は落ち着ける場所なのかもしれませんが、本当に危険なので辞めてほしいですよね・・。

キッチンのキケン

キッチンのシンクでは、使った後のお皿やフライパンを水に付けておく、なんて方も多いのではないでしょうか。

しかし猫がキッチンに登ってしまい、のどが渇いていたときには溜まっている水を誤飲してしまうことがあります。そういった水は清潔ではありませんし、そこに洗剤が入っていることも少なくなく、とても危険です。

洗い物は早めに済ませ、溜まった水を放置することは避けましょう。

ニオイに注意!

香水やアロマオイルがキケン

猫たちの身体にとって香水やアロマなどの香りは有害なものになります。

香水は出かける時にのみ使用し、アロマでリラックスしたいのであればアロマ専用の部屋を作りましょう。

また、香りにおいて見逃されがちなのは柔軟剤です。ニオイが強いものは1回の使用量を少なめにすることをおすすめします。

タバコがキケン

人と同じように、タバコの副流煙は猫の身体にも悪影響を与えます。

たとえ猫が近くにいる時は吸っていないという方でも、「3次喫煙」の恐れがあることを忘れてはいけません。

3次喫煙とは、「タバコの副流煙が衣服やカーテン、絨毯などに付着し、それを猫たちが間接的に身体に取り込んでしまうこと」を指します。

喫煙者は自分や家族の健康、そして愛猫の健康のため、タバコとの付き合い方を考え直してみましょう。

ネイルや除光液がキケン

ネイルや除光液などは有機溶剤が含まれるため、猫の身体によくありません。

使用するときには、「猫のいない部屋」で「十分に換気をしながら」行いましょう。

猫の癖に注意!

猫は暗くて狭い場所が大好きですよね。

飼い主さんがクローゼットや押入れなどを開けたときに入ろうとすることはありませんか?もしそこで気づかずにそのまま出掛けてしまったら、愛猫を狭い場所に長時間閉じ込めてしまうことになります。

クローゼットや押入れはエアコンや暖房器具がないため、夏場はとても暑くなり、冬場は極寒になります。春や秋においても、水分を取れずトイレも出来ない場所に長く閉じ込めてしまうのは本当に危険です。

お出かけ前には愛猫がお部屋にいるのかをしっかりと確認しましょう。また、飼い主が家で過ごしている時でも猫がどこにいるのかはこまめに気にするようにしましょう。

さいごに

お部屋の中は猫たちにとって分からないものだらけの世界です。

彼らが自ら気を付けることは出来ません。飼い主は危険を先回りして事故を回避しましょう。

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カテゴリ:暮らしと健康

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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