暮らしと健康

見逃しがちな危険がいっぱい?!猫の室内事故に要注意!(1/2)

(ペットdeペット編集部)

 

猫はふだん無口で大人しそうにも見えますが、実際は好奇心旺盛でかなりの冒険家。見えないところで様々なことにチャレンジしています。そのため、飼い主は先回りして危険を取り除いておく必要があります。

目次

室内だから安全ということはない

私たちにとって自宅は「安全でリラックス出来る場所」。お家に帰れば安心して眠りにつくことができます。そのため、人は猫に対してもお家を安全な場所であると無意識に思ってしまいがちです。

たしかに外に住む猫には交通事故や感染症、天敵との戦い、天候による危険など様々な危険があり、室内猫はそういったものからは基本的に逃れることが出来ます。

しかし猫にとって室内は、人が作ったあらゆる物に囲まれる場所です。それらを見て安全か危険かなど、猫たちには到底分かるはずもありません。

そこで今回は、「室内における飼い主が見逃しがちな危険」をご紹介ます。しっかりと対策をして室内事故を未然に防ぎましょう!

尖ったものに注意!

猫はなんでも「おもちゃ」だと思ってしまいます。それが尖った危険なものでも危険と理解することは出来ず、思いっ切り遊んでしまうことも。

そのため、鉛筆やボールペン、ハサミ、カッターなどの文房具は使い終わったら必ず収納しましょう。

また、焼き鳥などで使われる串にも要注意です。肉の美味しそうなニオイにつられて持っていってしまうことがあるのです。こういったものが食卓に出るときは、片付けるまで無人にしないよう気をつけましょう。

誤飲・誤食に注意!

誤飲・誤食をしたときは、どんなものでも必ず動物病院に連れていきましょう。

以前いっしょに暮らしていた愛猫は、おしりの穴からヒモのような何かが出ていました。急いで動物病院に連れて行ったところ、お菓子のチョコボールなどの包装を開ける時に出る細長いビニールのヒモであることが分かりました。

そのときは動物病院の先生がヒモを上手に抜き取ってくれましたが、運が悪いと消化管に絡まって手術になることもある、ということを教わりました。

考えてみたところ、その子はたまにゴミ箱を漁ってしまうこともあったため、ゴミ箱から取り出してしまったのかもしれません・・。

今回挙げた例はヒモですが、ヒモ以外のあらゆるものにそういった危険があります。

猫が誤飲・誤食しそうなものは使い終わったらすぐに「猫の目に見えない、手が届かない場所」に片付けましょう。

やけどに注意!

キッチンでの火傷

キッチンには危険がたくさんあります。その中でもガスコンロは特に危険です。

いくらキレイにしているキッチンでも、ガスコンロは盲点になりがちです。最近よく見られるプッシュ式で火がつくガスコンロは、猫が脚をついただけでも火がついてしまいます。

そのため、ガスコンロを使わない時はこまめにガス栓を締めたり、そもそもキッチンに入らせないように仕切りを設置することをオススメします。

また、沸かしたお湯や揚げ物をした後の熱い油は放置せず、片付けるまでは目を離さないようにしましょう。

暖房器具による火傷

猫は暖かいところが大好きですよね。冬場はストーブや電気ヒーター、床暖房、ホットカーペットなどの前でお腹を出して寝ている猫が続出します。

しかし、暖かさを求めすぎてストーブや電気ヒーター近づきすぎてしまう猫が本当に多いのです。それによって被毛やヒゲを焦がしまったり、ひどいときは火傷を負ってしまうことも。

また、床暖房やホットカーペットの上ではあまりの快適さに爆睡してしまい、低温やけどを起こしてしまうこともあります。

冬場は暖房器具に気をつけて生活しましょう。

カテゴリ:暮らしと健康

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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