これってどうなの?

猫が手や顔を舐めてくる理由は?舐められるとザラザラ痛いのはどうしてなのか

(ペットdeペット編集部)

 

愛猫が手や顔をペロペロと舐めてくるときって、一体何を考えているのでしょうか?今回は、猫が手や顔を舐めてくる理由や、猫に舐められるとちょっぴり痛みを感じる理由についてご紹介します。

目次

猫が手や顔をを舐めてくる理由

愛猫が手や顔を舐めてくることはありませんか?猫は一体どのような心理で飼い主を舐めるのでしょうか。

愛情表現をしている

猫が飼い主を舐める理由の多くは「愛情表現」であると考えられます。

猫同士で毛づくろいし合うように、親猫が子猫を舐めるように、飼い主のことを仲間だと思ったり、飼い主に対して愛情を感じたりすると舐めてくれるのです。

かなり人懐っこい猫以外は、基本的に信頼関係がなければ舐めることはありません。

つまり、愛猫からもらえるとても嬉しい行動の一つだと言えます。

お返しをしている

猫は撫でてもらったりブラッシングをされたりすると飼い主の手を舐めてくることがありますが、これはお返しのような意味があります。

人間だけにするのではなく、むしろ猫同士によく見られる行動です。猫たちを観察していると、毛づくろいされた猫が毛づくろいをお返しする様子がよく見られます。

わたしたちにも同じ行動をしてくれるなんて、なんだか猫世界の一員になれたようで嬉しいですよね。

なにかを要求している

猫は何かを要求する時にも飼い主を舐めることがあります。例えば、

  • お腹が空いた
  • なでてほしい
  • 抱っこしてほしい
  • 遊んでほしい  …など。

猫ちゃんが何を伝えようとしているのかについては、一緒に暮らす飼い主さんであれば何となく察することができると思います。

いつもと違うニオイがするから

飼い主がハンドクリームや化粧水などを使った後や、出先から帰ってきてニオイがいつもと違う時にも、猫は顔や手を舐めてくることがあります。

これは猫がニオイに反応して、下記のように感じてしまうためになります。

  • 舐めたくなるニオイだ!
  • 変なニオイを消して自分のニオイを付けたい!

舐められるのは飼い主として嬉しいことですが、一般的に売られているハンドクリームなどの化粧品は食べることを想定して作られていないので、猫に舐めさせるのはやめておきましょう!

手の乾燥が気になるという方は、ハンドクリームを塗ったあとに舐められないように気をつけるか、猫が舐めても大丈夫とされているクリームを使うと安心です。

舐めてくれたらお返ししよう!

愛猫が舐めてくれたら、こちらからもお返ししましょう♪

安心してください…。猫の体を舐めるわけではありません。

愛情を込めて顔から体にかけてヨシヨシとなでてあげるのです。この時にブラッシングしてあげるのも良いタイミングです。

嬉しくてなですぎてしまうこともありますが、猫は飽きっぽいところもあるので、様子を見ながらほどほどにしておきましょう。

猫に舐められると痛いのはナゼ?

猫に舐められると、舌がザラザラしていてちょっぴり痛いと感じると思います。

これは、猫の舌に「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」という突起が無数に付いているからです。猫が毛づくろいをしている時や、あくびをした時は猫の舌を見てみてください。細かいですが、突起があることを確認できると思います。

猫はこの舌の突起をブラシ代わりに使って自分や仲間の毛並みを整えたり、外で暮らす猫についてはこの舌を使って獲物の肉を骨からこそげるようにして食べたりしているのです。

肉を骨からこそげる役割があるのだから、人間が舐められて痛いと感じるのは当然です。同じ場所を舐められ続けると皮膚が赤くなってヒリヒリするので、嬉しいからと我慢はしないようにしましょう。

さいごに

愛猫に舐められるのは飼い主にとってすごく嬉しいことだと思います。

ザラザラとしていてちょっぴり痛いのが、アメとムチのようで何だか面白いですよね。

ただ、個体差があるので、いくら懐いていても舐めてくることが一切無いという子もたくさんいます。舐められなくても心配はしないように。

カテゴリ:これってどうなの?

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

PREV