気をつけたい愛猫の変化

なんだかいつもと違うかも?分かりづらい猫の体調不良サインにいち早く気付こう!

(ペットdeペット編集部)

 

愛猫のピンチにはなるべく早く気付いてあげたいものですが、猫は具合が悪いのを本能的に隠してしまう動物です。事前に分かりづらい体調不良のサインをチェックしておきましょう!

目次

猫は我慢強い動物

猫はとても我慢強い動物です。

具合が悪いのなら飼い主にニャアニャアと教えてくれればよいものの、そのような弱みは一切見せてくれません。

これは先祖代々、外での暮らしにおいて、周囲に弱っていることを気付かれると襲われてしまうなどの危険があったからだと考えられています。こういった本能が現在の室内でのびのびと暮らす猫たちにもしっかりと受け継がれているのです。

体調が悪いことを隠してしまう愛猫のために、飼い主はしっかりと異変に気付く必要があります。

少し分かりづらい体調不良のサイン

猫の体調不良も人間と同じように、目に異常が起きているとか、脚を引きずるなどの分かりやすいものだけではありません。体の内部で起こる静かな異変については、飼い主の観察力がとても大切になります。

ただ、猫は人間が体調不良の時にする行動とは全く別の行動を取るので少し分かりづらいです。ここでは、猫の分かりづらい体調不良のサインについてご紹介していきます。

深く眠らない

猫は体調が悪い時は警戒心が強まるため、熟睡をしない傾向にあります。

目は瞑っているけどあまり眠っていない様子だったり、少しの物音で目をすぐに開けたりするなど、いつもとは少し変わった休み方をしていたら要注意です。

じっと動かない

猫は普段からじっとしている印象がありますが、いつも以上にじーっと動かない場合は体調不良である可能性が高いです。

普段だったら時々寝返りを打ったり、のびーっとくつろいだりするものですが、具合が悪いときはずっと同じ格好で動かず、静かにしています。

横にならない

じつは猫がリラックスしている時によく見られる「香箱座り」は、体調が優れないときのサインでもあります。

普段は香箱座りをしたといっても、少し時間が経つとゴロンともっと楽な体勢で寝始めるのですが、体調不良の場合は長時間、香箱座りをし続けます。

これは猫が苦しんでいるサインでありますので、リラックス状態とはしっかり区別しましょう。

隠れて休む

もともと猫は狭い場所や暗めの場所を好む傾向にありますが、いつも以上に身を隠して休んでいると感じた時は体調不良のサインであるかもしれません。

特に、人の手が届かない場所などでじーっとしている場合はかなり怪しいので、他の症状がないかなどよ~く観察しましょう。

上記は数ある体調不良のサインの一部になります。普段と違う行動をしていることが何よりのサインなので、日々の健康時の様子をよく覚えておきましょう。

体調不良のサインに気付いたら

体調不良のサインかも?と思ったら、まずは他の症状がないか確認しましょう。(食欲、嘔吐、排泄、見た目の様子など)

家族がいる場合は、自分が見ていない間に愛猫が変わった行動を取っていなかったかを聞くことも大事です。

準備ができたら、かかりつけの動物病院に連れて行き、それらをしっかりと獣医師にお話しましょう。

猫は自分で説明ができないので、気づいた変化はなるべく多い方が診察のヒントになります!

さいごに

今年の夏に我が家の猫が体調不良になり、その時には嘔吐等と併せて今回あげたような少し分かりづらいサインを見せてくれました。

病院に連れて行くとお熱があることも分かり、すぐに検査となり、適切なお薬をもらうことができました。おかげで今はとっても元気に過ごしてくれています。

分かりづらいサインですと病院に行くかどうか迷うこともあるかとは思いますが、何も無ければそれはそれで安心できますので、ぜひ迷った時は早めに病院に連れていきましょう。

カテゴリ:気をつけたい愛猫の変化

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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