暮らしと健康

ペットたちに気をつけた方が良いお水があることをご存知ですか?

(ペットdeペット編集部)

 

動物が生きていくために毎日欠かせないお水ですが、お水のことについて深く考えたことはありますか?フードについては人の食事と異なるので調べるけれど、お水については「何となく。」になってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そして、お水の飲み方では簡単な健康チェックも出来ます。愛犬や愛猫たちの健康のため、是非ご参考にしてみてください。

目次

お水なら何でも良いってわけじゃない!

お水と言ってもいくつか種類がありますね。お水を購入する際など、どれを飲むか普段から気にしている方とそうでない方がいらっしゃると思います。日本人では硬水だとお腹を壊してしまう方も一定数いたりと、人によってはお水の種類によっては合う合わないがあるようです。

そう、ペットも人と同じようにお水の種類によっては合う合わないがあるのです。

そんな中ペットは何を飲むかを自分で選択をすることが出来ません。こういった飼い主のさじ加減で左右されてしまう部分、出来るかぎり気を付けてあげたいものですよね。

ペット達に適さないお水?

硬水のお水

基本的に硬水のお水を日常的に与えることは控えるようにしましょう。

硬水のお水はミネラルを多く含むことから、”尿路結石症”になる原因の1つとされています。尿路結石症は痛みの激しい病気です。日頃のお水から気をつけることで、完全予防とまでは行かなくても、予防することが出来ます。

 

ミネラルウォーター(硬水)

硬水のミネラルウォーターは、上記の通り硬水なので控えましょう。

井戸水

お家で使っているお水が井戸水なのであれば、まずは飲用井戸水なのかを確認し、その上で硬水でないことを確認しましょう。

飲用として認められていない場合は、細菌が混入している可能性が高いので人間もペットも飲んではいけません。安全を確認した上で使いましょう。

あげて良いお水?

ペットにあげるお水は、基本的に”軟水”のお水が良いとされています。

水道水

「水道水って塩素が入ってるから身体に悪そう」とか、「臭いが苦手だな」と言う方は結構いますよね。しかし実際のところ日本の浄水技術はとても優れたものなので、水道水ってとても安全なお水なのです。ペットボトルで販売されている飲料水よりも多くの基準をクリアして私たちの元に届いています。

塩素に関しては人や動物に影響を与えるほど入っていないので、気にせずに飲んだり飲ませて大丈夫です。塩素は殺菌効果があって逆に良いんだとか。

なにより日本の水道水はほとんどが軟水で出来ているので、ペットにあげるお水として適しています。(一部の地域、例えば千葉県木更津市や埼玉県熊谷市、沖縄県などでは硬度が100mg/L以上になっているので、軟水のお水を購入した方が良いです。)

そして安価な面で経済的にも優しいですね。水道水をためらっていた飼い主さん、どんどん飲ませてあげてくださいね。

ミネラルウォーター(軟水)

もし購入を考えられる場合は、軟水のミネラルウォーターを選びましょう。

気をつけるべき点としては商品名が同じでも物によって採水地が違うので、いつもと採水地が違う場合は、再度、軟水か硬水かの確認をしましょう。

ペット用のお水

ペット用のお水として売られているものは、ほとんどが超軟水になっています。ペットのことを考えられているお水なのでとても安心して与えられますね。

ペットによっては、飲みっぷりも違うんだとか。

普段の飲量を把握しておく

普段からどのくらい飲んでいるのかを把握しておくと、なにか異変が起こった際すぐに対応することが出来ます。メモリ付きのお水入れもあるので活用してもいいかもしれません。

1日に必要な飲料は調べると色々出てきますが、ペットによっても様々ですし、フードにも水分が含まれているので明確にするのは難しいです。普段の量を把握しておくのが一番ですよ。

水分不足と感じたら

愛犬や愛猫が水分をあまり取ってないように感じた場合は、ウエットフードの機会を増やすことで同時に水分を取ることが出来ます。

冬場なんかはお水が冷たくて、飲むことを控えてしまう子もいます。部屋を常に温めるか、工夫してお水を保温するか、保温機能のある器にすると、飲む量も変わるようです。

自動給水機で水に動作を加えて興味を持たせることも一つの手です。

それでも何か変だな、と感じる場合はすぐに動物病院に連れていきましょう。

飲みすぎていると感じたら

お水をやけに飲んでいると感じたら、すぐに病院へ連れていきましょう。腎臓病や糖尿病など、他にも様々な病気の疑いがあります。

飲み過ぎだからといって水を下げることはやめましょう。尿は変わらずに出るので脱水症状になる可能性があります。

さいごに

今回はペットのお水について取り上げました。

軟水と硬水でこんなに違うとは、おどろいた方もいらっしゃったのではないでしょうか?

ペットって一緒にいるとついつい人扱いしてしまう時もあるので、こういった点って見逃しがちだったりしますよね。

お水は毎日のことで健康チェックにもなるので、普段から気にかけておきましょう!

カテゴリ:暮らしと健康

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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