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猫と暮らすと飼い主が健康になるって本当?猫と積極的に触れ合おう!

(ペットdeペット編集部)

 

猫と一緒にいると心からリラックス出来るような感覚になりませんか?実は猫と関わることで、私たち人間は心だけでなく、体まで健康になっているようです。

今回は猫と触れ合う人の健康についてご紹介していきます!

目次

猫を飼うと健康になる?

猫とのスキンシップはとても癒されますよね。

わたしは猫と一緒にうたた寝をする時間が一番幸せを感じますが、皆さんはどうでしょうか?

ところで、猫と関わることによって多くの人がリラックスできたり、穏やかな気分を感じるかと思いますが、

じつは猫と関わることで『心の癒しだけでなく、体まで健康になっている』ことをご存知ですか?

猫と暮らすことがどのような健康に繋がるのか、いくつかご紹介していきます。

ゴロゴロ音は骨密度を上げる

猫は甘えている時や眠たい時などに『ゴロゴロ・・』と喉を鳴らすことがありますが、実はこのゴロゴロ音には、なんと人間の骨密度を上げる力があるようです。

骨密度を上げるなんて、なんだか魔法のような話にも聞こえますが、

猫のゴロゴロ音の周波数は、骨の形成を促進したり強化したりする絶妙な数値なのです。

もともと猫は骨折しても他の動物よりも3倍のスピードで回復する動物だと言われており、それについてもこのゴロゴロ音が関係していることが分かります。

医学でも応用されている

サッカーのデビット・ベッカム選手が足を骨折したとき、猫のゴロゴロ音を応用した治療(超音波骨折治療法)を受けて驚異的な回復をし、予定より3週間も早く復帰できたという話もよく知られています。

ゴロゴロ音にはリラックス効果も?

以前から猫のゴロゴロ音には副交感神経を高め、リラックスさせる効果があると言われてきましたが、実際にはこのような研究結果が出ています。

筑波大の研究チームの実験(2019年)によると、

人が猫のゴロゴロ音を聴くと猫を好きかどうかに関わらず、心拍数が安静時よりも低下することが明らかになったそうです。

この結果から、猫のゴロゴロ音にはリラックス効果があると示唆されています。

病気のリスクが低下する

猫を飼うことが病気のリスク低下に繋がるという米・ミネソタ大の研究結果も発表されています。

10年にわたる4000人以上を対象とした研究で、

猫を飼っている人は飼っていない人にくらべ、心疾患および脳卒中で亡くなる確率が30%低かったそうです。

もともと猫との触れ合いではストレス緩和や血圧を下げたり、心拍数を安定させるなどの効果があるとされているため、こういった病気のリスクの低下に繋がったのかもしれません。

自閉症の子供と良きパートナーになる

猫との関わりは自閉症の子供の不安を軽減したり、他者への共感力を向上させたり、気持ちを穏やかにし、問題行動を減らす効果があるとされています。

一説によると、猫の積極的過ぎないコミュニケーションが自閉症の子供にとっては逆に心地が良いのではないか、とも考えられているようです。

猫を飼えない場合、猫カフェに連れて行っても効果があるのでしょうか?気になるところです。

アレルギーが出るリスクを下げる

「猫を飼うことで幼い子供が猫アレルギーになるのでは?」と心配する親御さんもいらっしゃるかもしれません。

しかし、スウェーデンの研究ではそれを覆す結果が出ています。

なんと、生後1年以内の時期に犬や猫と一緒に過ごすと、アレルギー症状による喘息や鼻炎、湿疹が発症しにくくなる、というのです。

そして犬や猫の頭数は多ければ多いほどその傾向が強く、

ペットと暮らしていない家庭の子供49%はアレルギーを発症したが、5匹以上のペットと暮らしている家庭の子供はアレルギーの発症が0だったのだそう。

これは幼い頃から泥遊びをした方が子供の免疫力アップに繋がるのと似ている話なのかもしれません。

なんでもかんでも怖いから汚いからと避けるより、さまざまな物に触れながら成長していくことが大切のようですね。

さいごに

如何でしたでしょうか?

「猫さま、恐るべし・・・」と感じた方も少なくないことでしょう。

猫との時間が今まで以上に特別に感じてもらえたら嬉しいです。

カテゴリ:まめ知識

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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