猫と目を合わせるとなかなか仲良くなれないってホント?
猫と仲良くなれない時のNG行動の1つとして「目を合わせる」ことが挙げられます。今回は、猫にとって目を合わせることがどういう意味なのかについてご紹介していきます♪
目次
猫と仲良くなれない悩み
「猫と仲良くなりたいのに、なかなか懐いてくれない・・」
このような悩みを持つ猫好きさん、割といらっしゃる気がします。
実際、私も悩んでいました。
幼い頃から猫と暮らしていた私は「猫とはすぐ仲良くなれるものだ!」と思っていましたが、初対面の猫にはそう上手くはいかず、どうしても逃げられるばかり。
「どうしてだろ・・・。」
「猫好きなのになあ・・・・。」
と、いつも感じていました。
その頃の私に教えてあげたいです。
『猫ちゃんに注目しないであげて!』と。
猫にとって目を合わせることは威嚇の合図!
じつは、猫にとって相手をジーッと見ることは「威嚇」や「警戒」を意味します。
人間においても、目線があまりにも合いすぎると緊張してしまったり、睨まれたりすると、当たり前ですが不快な気分になりますよね。
猫は人間以上に、この「目線の置き方」に注意を払っているのです。
つまり、初対面の猫をジーっと見ることは、猫に「君の敵だよ!」と伝えているようなもの。
猫が大好きだった私は、猫に会うと仲良くなりたくてジーッと見たり、すぐに触ろうとしたり・・。
猫にとっては不安要素たっぷりの行動をしていたわけです。
これでは仲良くなれるはずありませんよね。
気にしないフリをしてみよう
つまり、まだ懐いていない猫については、なるべく見ない、構わないが一番ということです。分かりやすく言えば「気にしないフリ」でしょうか。
ちょっぴり切ないですが、遠回りのようで近道なのです。
それでは仲良くなれなそう・・と思うかもしれませんが、猫は自分のペースでだんだんと近づいてきます。
猫が近づいてきたら指先のニオイや服のニオイを嗅いでもらい、少しずつ猫に自分の情報を渡していきましょう。
そうすると、だんだんと心を許してくれるようになります。
野良猫に見られる目線の気配り
野良猫達にとっては「目線が合う=喧嘩のはじまり」です。
ただ、喧嘩ってあまり良いものじゃないですよね。怪我をして痛い思いをしてしまいますから。
そこで、野良猫たちはこの目線の心理を逆に利用します。
目を合わせてしまうと喧嘩が始まってしまうため、敢えて目線をそらすのです。
そうすると相手には「私は君に敵意がないよ」と伝わり、むやみに喧嘩をすることなく、その場を平和に収めることができるのです。
猫ってほんとうに賢いですよねぇ・・。
すでに懐いている猫は・・・
ただ、飼い猫など自分に懐いている猫は別です。
既に懐いている猫については、積極的に目線を合わせようとしてくるのです。これは、とても親しいと思われている証拠です。
猫から目線を合わせてくる時は「要望」を示していることが多く、
「ゴハンまだ?」
「甘えたいからヨシヨシして~」
「遊ぼうよ~!!」
などと伝えていると考えられます。
その時に合った行動を取れば、ますます仲良くなれるかも・・?(※甘やかしすぎには注意です。)
ゆっくりまばたきの秘密
また、愛猫が目線を合わせながらゆっくりと「まばたき」をしてくることはありませんか?
実はこれは「あなたを信頼していますよ。」というメッセージなので喜んで受け取り、こちらからもゆっくりまばたきをしてあげましょう!
信頼関係がすぐに手に入ることはありません。
猫との心の距離は少しずつ縮めていきましょう♪
カテゴリ:まめ知識
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
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