まめ知識

猫の性格のつくられ方には驚きのルールがある!社交性をアップするには?

(ペットdeペット編集部)

 

猫にはさまざまな性格がありますが、大きく社交的な猫と臆病な猫に分けられます。性格の引き継ぎは遺伝だけだと思われがちですが、この分かれ道を決めるのには1つ決まったルールがあります。

目次

社交性がある猫の幼少期

猫は自分が甘えたい時は来て、飼い主が望んでるときには来ない…とよく言われますが、実際はそんな単純でなく、猫も1匹1匹しっかりと性格が違いますよね。

その中でも、分かりやすいものが社交性ではないでしょうか。野良猫においでおいで~なんてしても警戒して近寄りもしない子が多い中、怖がりもせず近づいてくる猫もいますよね。

実はこの社交性、ある時期の過ごし方で決まってしまうのです。

社交性の形成

猫の社交性は幼少期の過ごし方に深く関係しています。

特に、生後2週〜7週の時期を大切にしなければなりません。

この時期はまだ恐怖心すらも分からないくらい幼いため、許容範囲がとても広く、人間や他の動物など関わった者すべてを仲間だと認識します。

そのため、この時期に人間や猫、他の動物との触れ合いの経験を与えることで、あまり警戒心がない社交的な猫となるのです。

ただ反対に、この時期を逃してしまうと臆病な猫になる可能性が高いと言われています。初めての出会いにいつもビクビクしてしまう猫は、この大切な時期に多くの触れ合いがなかったのかもしれません。

もちろん親ネコからの遺伝も

親猫が人懐っこい猫は人懐こくなることが科学者の研究で明らかになっています。それは親猫と一緒に居なかったとしても、だそうです。

その上、面白いことに猫の性格は母親よりも父親の遺伝子に影響を受けることが多いのだとか。猫の父親は子育てに参加することが少ないようですが・・、やはり遺伝子には逆らえないようです。

ただ、現在私は兄妹猫の2匹と一緒に暮らしていていますが、性格が個々で全く違うんですよね。あの子たちの父親、一体どんな子なんだろう・・・。気になります。

母親の背中を見て学ぶこともいっぱい

猫はどういう動きが出来て、なにを食べれて、どこが安全で、誰が危険か。社会勉強についてはやっぱり母親の背中を見て覚えます。

たとえば、母猫と人間が触れ合うのを見ながら成長したなら、子も人懐っこく成長する、ということです。

人間からだってちゃんと学んでる

また、本来母猫は子猫に弱った獲物を与えて狩りの練習をさせますが、おもちゃでそれらしい動きをさせて一緒に遊んであげる私たちも、猫たちにとっては親のようなものです。

一人前の猫に成長させるため、日々一緒に遊び、身体の動かし方を教えてあげましょう。

臆病な猫には逃げ場を作ろう

猫は大きく分けると2つのタイプに分けられます。

  • 堂々とした猫:様々な人間、他の猫や他の動物とも上手くやれるタイプ
  • 臆病な猫:決まった人にしか懐かない、神経質なタイプ

前者は堂々としてると言っても、やはり初めての出来事にはやはり驚きます。とは言っても、こういった猫は好奇心も持ち合わせているので、経験を積み重ねることで上手く順応することが出来ます。

それに比べ臆病な猫は順応性に欠けます。日常的に起こることだとしても、嫌な出来事を無視することや、気にしないということが出来ません。

そのため、愛猫が臆病な性格という場合は必ず一匹で過ごせる心地の良い場所、つまり逃げ場を作ってあげましょう。

人と共生できる猫を増やそう

猫の性格は、生後2週〜7週の間に形成されてしまいます。

もしあなたが子猫を保護して里親募集することになった場合、その子が新しい家族とちゃんと上手くやれるよう、一緒に触れ合う時間をなるべく多く取ってあげましょう!

ま、子猫は可愛すぎるのでほっとけないですよね〜^^

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ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。