新入り猫、先住猫がいるなら慎重に

(ペットdeペット編集部)

 

愛猫を見ていると可愛くて可愛くて…多頭飼いを視野に入れてしまう気持ち、とてもよく分かります。しかし新入り猫の登場に初めから喜ぶ先住猫は圧倒的少数。そう、新入り猫の登場は先住猫に非常に大きなストレスを与えることになります。

そこで、この記事では「猫にとっての理想の多頭飼い」と「新入り猫を迎える方法」、「多頭飼いのメリット」をご紹介します。

目次

先住猫への大きな試練になる

猫は自分のなわばりに知らない猫が入ってくることを好みません。新入り猫を迎えることは、先住猫へ大きな試練を与えることになります。

皆さんにこの記事で一番に伝えたいことがあります。それは、新入り猫を迎えたことで先住猫が「病気」になったり、「フードに口を付けなくなる」など、ストレスでおかしくなってしまうケースが多くの家庭で確認されていることです。

愛猫にこのような辛い思いをさせたい飼い主さまは居ないでしょう。なので多頭飼いをしたいと思ったら飼い主がしてあげられることを最大限尽くしましょう。

理想の多頭飼い

上記のとおり、新入り猫を迎えるという変化は先住猫に大きなストレスを与えます。しかし多頭飼いをしている方は本当に多く居ますし、多頭飼いには勿論メリットもあります。そこで、ここでは理想の多頭飼いをご紹介します。

子猫の兄妹や、幼い子猫を同時期に迎える

もし多頭飼いをしたいと考える方は、猫を飼いはじめる段階で決断をした方が良いでしょう。恐る恐る1匹からという飼い主さんがやはり多いですが、のちのち先住猫が苦しむことを考えたら同時に2匹や3匹飼った方が良いのです。

猫は1匹だけで育ってしまうと、なかなか他の猫が受け入れられない社交性の低い猫に育ちます。一生1匹飼いならそれでいいのですが…。

性別的には

オス同士はなるべく組み合わせないようにしたいです。オス同士はなわばり意識が強く争いが起こってしまう可能性が高いのです。

先住猫が10歳以上なら諦めることも大事

先住猫が10歳を超えているのなら新しい刺激を与えない方が良いのではないか、と考えます。大切に育ててきた愛猫の体調を左右し、歳を取った猫であればあるほど命に危険が及びます。

新しい猫を迎えるなら順序を守る

先住猫がいる中で新しい猫を迎えようと考えているなら、しっかりと順序を踏み、徐々に慣らす必要があります。うちの子は大丈夫なんじゃないか、と勝手に判断しては決していけません!

①感染症チェックをする。

先住猫でも新入り猫でも1匹が感染症になっていると瞬く間に感染が広がってしまいます。感染している猫がいたら、感染していない猫にワクチンを打って予防する必要があります。ワクチンが有効になるまでは2、3週間ほどかかるのでそれまでは接触させないようにしましょう。

②会わせるのは、まだ。新入り猫は別部屋で過ごさせる。

お家に迎えてもすぐに会わせてはいけません。数日間(3日ほど)は別の部屋で生活をしてもらいます。別部屋での生活でも猫同士は気付きます。

③匂いを嗅がせて慣れさせる。

別部屋で過ごしてもらったら次は匂いの共有です。お互いの匂いを嗅がせて慣れさせます。

  • 部屋を交代しながら休んでもらう
  • 毛布やベッドなどを交換する
  • 撫でた手を嗅がせる

上記の例を参考に工夫をしてあげましょう。これも数日間かけるとより安心です。

④やっとご対面。まずは新入り猫をケージにいれながら。

初対面で直接接触させるのは刺激が強すぎるので、新入り猫をケージ(毛布を被せるなどしてチラ見せ程度がちょうど良い)にいれて対面させます。この時、威嚇するのは仕方がありません。威嚇など受け付けないような反応を見せた時は短時間で終わらせます。

猫の様子を見ながら時間を置いて同じことを繰り返します。だんだんと時間を長めに取るようにしましょう。威嚇など受け付けない反応をしなくなればこのステップは恐らく成功です。

⑤壁をなくして直接対面させましょう。

ケージでの対面に慣れたら直接対面させてみましょう。この時、飼い主主導で近づけるのではなく必ず自然に任せましょう。これも短時間からはじめ、だんだんと慣れさせましょう。

心がけたいポイント

  • すべてにおいて飼い主は見守ること
  • ある程度の刺激は必要だが、無理はさせない
  • 先住猫に異変が起きたら、しばらくは別部屋のままで
  • 先住猫をいつも以上に可愛がる

諦めることも大事

はじめから仲良しなんてことは稀ですが、いつまで経っても様子がおかしい場合は新入り猫を飼ってくれる里親さんを探すことも考えましょう。

最近では「トライアル期間」を設けている保護団体もあります。先住猫のためを思うならそういった気遣いをしてくれる保護団体も視野にいれましょう。

多頭飼いのメリット

多頭飼いには良い部分もたくさんあります。それを知っているからこそ多頭飼いをしている飼い主さんは多く居ますよね。仲が良くなることが前提にはなりますが、多頭飼いのメリットは絶大です。

寂しがり屋の猫に良い

猫は寂しがり屋の子が多くいます。そんな寂しがり屋の猫はお留守番の時間が長いとストレスを感じてしまいます。そんな時に隣に居てくれる猫がいると、お留守番でも落ち着いて過ごすことが出来ます。

力加減が分かる猫に

多頭飼いをすると猫同士でじゃれあう姿がよく見られます。猫はじゃれると噛んだりキックしたり痛そうなことをするのですが、それが痛みを知ることの「学び」になります。

こうして多頭飼いの猫は力加減が分かるようになり、飼い主に甘えて噛んでしまう時も甘噛み程度に抑えられるようになります。

運動不足を防ぐ

室内飼いは運動不足になりがちです。多頭飼いをすることで飼い主と遊べない時間にも追いかけっこや、じゃれあったりすることが出来るので運動不足を防ぐことが出来ます。運動はストレスの解消につながるので日々の生活においてとても大事なことです。

さいごに

先住猫にとって新入り猫の存在はとても恐ろしい存在ですが、時間をかけて丁寧に近づけることで仲良くなり、その後に大きなメリットにもなります。

しかし新入り猫の影響により体調を崩したり、最終的に相性が合わなかったということも多くあります。

出来れば多頭飼いは最初にきちんと計画したり、年齢や性格を考慮して飼うことをおすすめします。

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ペットdeペット編集部 茨城県生まれの23才。 子猫の兄妹、せりくんとすずなちゃんとたのしく暮らす。 趣味は温泉、工芸品鑑賞。地方に小さな家をいくつか持って気の向くままに暮らしたい。

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