猫の食の習性を知って、フードのあげ方を見直そう!

(ペットdeペット編集部)

 

多くの猫の飼い主さんたちが、愛猫が急にフードを残すようになったり、新しいものをあたえても食べない、など様々な「食に関する悩み」を持った経験があるようです。

「仕方ないものだ。」と諦める前に、猫の習性を知って日頃から簡単な対策をしてみませんか?本記事では「猫の食の習性」と「お勧めしたいフードのあげ方」をご紹介します。

目次

猫の食の習性

猫ちゃんの飼い主をやっていると、多くの方々が食に関する問題に直面するようです。猫が急にフードを食べてくれなくなった時は病気の可能性もありますが、実は、ほとんどは「猫の食の習性」から来るものであることが分かっています。

この「猫の食の習性」を理解することで、今後過度な心配しなくて済むし、ちょっとした対策も可能になります。

猫の食の習性としては「ネオフィリア」と「ネオフォビア」という二つのキーワードがあるので1つずつご紹介していきます。

ネオフィリアとは?

ネオフィリア(neophilia)は新しいものを好むことを指します。

猫たちはずっと同じものを食べているよりも、様々な種類のものも食べた方が生存に有利であると考えています。これにより、同じフードを与え続けていると急にプイッとそっぽを向くようになるのです。

「猫は食にうるさい」とか「飽きやすい」と言われるのは、このネオフィリアが原因だったのです。

ネオフォビアとは?

ネオフォビア(neophobia)は新しいものを避けることを指します。日本語では「新奇恐怖症」とも表します。ネオフォビアは食に限らず、経験したことのない場所や、初めて会った人や動物などに不安や恐怖を感じる場合にも言えます。

原因やきっかけは様々です。例えば、新しいフードを食べた後に具合が悪くなったことがある子が、その後にネオフォビアな行動を取るようになることがあるようです。

子猫時代の影響もある

ネオフォビアが起こりやすい原因としては、子猫時代の育てられ方にもあると言われています。

それは子猫時代(特に生後二ヶ月まで)は恐怖心などをまだ理解できない時期だからです。この時期に同じフードだけで育てるのではなく、様々なフードをあげることでネオフォビアを予防することができます。

ネオフォビアは後々苦労することがある

ネオフォビアはフードを変えることが容易ではありません。病気でどうしてもフードを療法食に変えなくてはいけないときに、飼い主さんはとても苦労してしまうのです。

お勧めしたいフードのあげ方

さて、猫にはネオフィリアとネオフィビアの習性があることをお伝えしました。ではこの習性によって飼い主が困らないためには、普段からどのようにフードをあげれば防げるのか。

それは、「フードを1つに絞らないこと」です。

毎食フードを変える必要はないですが、朝と夜のメニューを変えたり、週単位でメニューを少し変えたり、時期を見ながら違うものに変えたりしてあげましょう。

とは言ってもフードは時間によって劣化しやすいものです。常に多くの種類は必要ありませんが、出来るだけ常時2種類か3種類は用意しておきましょう。そして1つなくなったら、時々他のフードにチャレンジさせるのも良いでしょう。

好きなフードと嫌いなフードを覚えておくことも大事

猫のフードは人間の食べ物と違いそこまで多くの種類はありません。なので好きなフードはまた購入できるように覚えておきましょう。

そして嫌いなフードであっても時間を置くと食べられるようになることが結構あります。以前嫌いだったフードに関しては、時間を置いたら「お試しサイズ」を購入して食べさせてみることもできるので、忘れないようにしたいです。

なかなか食べてくれない時は

フード嫌いが目立つ子はそもそも口に入れること自体を拒んでしまいますよね。「一度口に入ってしまえば、気にいるかもしれないのに…」と思った経験のある飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時はまず、ドライフードとウエットフードをレンジ等で温めてみましょう。匂いが増して食べてくれることがあります。それでもなかなか食べない場合は、以下を試してみてください。

ドライフードの場合

好きなウエットフードに混ぜてみましょう。口に入って匂いや味に慣れることで、単体でも食べられるようになることがあります。

ウエットフードの場合

ウエットフードであれば猫の前足の肉球あたりに付けてみましょう。猫ちゃんは肉球を綺麗にしたいので仕方なく舐めるのですが、これがきっかけで食べられるようになることがあります。

ただし、あまりしつこくするのはいけません。もっと嫌いになってしまいます。

さいごに

このように猫の行動にはしっかりとした理由があるので、猫に寄り添って考えてみることで上手くいかなかったことも解決するかもしれません。

そして、基本的に猫の食欲にはムラがあります。余程のことがなければ飼い主はドンと構えていて大丈夫です。それでも不安な時や、明らかな食欲の低下が見られる場合は動物病院の先生に相談してみましょう。

カテゴリ:

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェア。猫たちは大切なことを教えてくれる私の先生。

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