これってどうなの?

知っておきたい!ペットの飛行機移動事情

(キッズ・マネー・ステーション認定講師)

 

動物全般大好きな、ファイナンシャルプランナーの髙柳万里です。

皆さん、話題のGOTOトラベルキャンペーンはもう活用されましたか?
新型コロナウイルス感染防止による自粛期間が数ヶ月続いていましたが、ようやく感染予防に注意しながらも移動ができる状況になりつつあります。
これからペット連れの旅行を考えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
初めてのペット連れ飛行機移動を検討している方に、知っておいて頂きたいことをまとめてみました。

どんなペットが飛行機で預かってもらえるの?
一般的には、犬・ネコ・うさぎ・ハムスター・小鳥(猛禽類以外)などです。
大型犬につきましては、大きさにより預かることができないケースもあるようですので、事前に航空会社に確認しておきましょう。
なお、犬は1年以内に狂犬病予防注射と混合ワクチン接種、ネコは1年以内に混合ワクチンの接種を受けておくことが原則となります。
どんな輸送環境なの?
ペットの入ったケージは飛行機の貨物室に乗せられます。飛行中は照明が消え、暗室となります。湿度や温度は空調管理されていますが、客室と全く同じというわけではないようです。特に夏場は高温になる可能性もある為、注意が必要です。離陸・着陸時や飛行中は飛行機の機械音等の音が聞こえます。
ペットの飛行機利用の注意点は?
なんといっても健康状態をチェックしておかなければなりません。もともと持病がある場合や高齢の場合はもちろん、具体的には下記のような症状があれば、事前にかかりつけの獣医師に相談されることをお勧めします。
  • 食欲がない
  • 咳やくしゃみをしている
  • 熱がある
  • 呼吸が荒く、心拍数が上がっている
  • 排尿、排便に異常がある(下痢・血便など)
また、上記に該当しない場合でも、初めての飛行機利用の場合や、長時間おうちの方と離れることに慣れていない場合、ペット用ケージに慣れていない場合等も注意が必要です。
一般的には、下記の状態のペットは預かることが難しいようです。
  • 飛行機利用に適した健康状態ではない
  • 心臓疾患や呼吸器疾患がある
  • 妊娠中
  • 生後4か月未満
短頭犬種にご注意!
5月~10月頃までの夏季期間、短頭犬種については他の犬種と比較して高温に弱く、熱中症などの恐れが高いため、航空会社がお預かりを中止している場合がありますのでご注意ください。
(短頭犬種の例)
ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、ボクサー、シーズー、ボストン・テリア、スパニエル、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ等
料金はいくら?
国内線では、ペット用ケージ1個につき片道4,000円~6,000円程度かかります。
持参したペット用ケージが安全上使用できない場合、航空会社のペット用ケージを借りることができます。その際はケージレンタル代として、1,000円~2,000円程度別途費用がかかります。ケージのサイズは小型・中型・大型・特大用等がありますが、いずれも数に限りがありますので、事前に航空会社に確認されておくのがお勧めです。我が家ではいつも、中型ケージを予約してレンタルしていました。
ゆとりあるスケジュールをたてよう
通常、搭乗の30分前までには、手荷物カウンターにてペットのチェックインを済ませる必要があります。書類にサインをしたり、ケージをレンタルする場合は特に、搭乗手続きに時間がかかることがありますので、なるべく時間にゆとりを持った予定をたてましょう。犬の場合は、ケージに入れる前に散歩をして排泄をさせておく時間も考慮しておきましょう。目的地到着後は、環境の変化によりペットが体調を崩すこともありますので、できるだけ安静な環境にしてペットと一緒にお過ごしください。

今は亡き愛犬のパピヨンは、仕事の都合もあり東京⇔福岡間を飛行機で何往復もしました。当時の写真を見ると、移動中は一苦労だったけれど、よくあちこち連れていったものだなあ…と懐かしく思い出します。

事前に確認しておくべき点は多々ありますが、準備万端整えたうえで、ペットと一緒の空の旅を満喫し、楽しい思い出をたくさん作っていただけたらと思います。

カテゴリ:これってどうなの?

キッズ・マネー・ステーション認定講師 ファイナンシャルプランナー/キッズ・マネー・ステーション認定講師 金銭教育を受ける機会を得られないまま社会人となり、家計のやりくりに悩んだことから平成二十年FP資格取得。「常識にとらわれず実践から学ぶ!」をモットーに、子どもたちが上手にお金とつきあえる大人になれるよう、試行錯誤しつつ活動中。動物全般大好きです♪

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