暮らしと健康

猫にも加湿!冬場は乾燥に気をつけよう!(1/2)

(ペットdeペット編集部)

 

冬場は暖房器具が欠かせませんが、そこで気をつけたいのがお部屋の乾燥です。乾燥は私たち人間の健康や猫たちの健康に悪い影響を及ぼします。お部屋を上手に加湿して、寒い季節も元気に乗り切りましょう。

今回は猫に加湿が必要な理由や、さまざまな加湿方法と、それに伴う注意点をご紹介します。

目次

乾燥が猫によくない理由

ウイルスが活発になってしまう

湿度が40%を下回ると、ウイルスの動きが活発になります。猫カゼなどの感染症にならないよう、お部屋の湿度は50%~60%ほどに保ちましょう。

のどや鼻の機能が弱まる

空気の乾燥は、のどや鼻の粘膜の機能を弱らせ、ウイルスを排除しにくい状態にしてしまいます。

肉球が乾燥してしまう

空気が乾燥することで肉球の乾燥も引き起こします。肉球が乾燥するとフローリングで滑りやすくなったり、酷いとヒビ割れを起こします。ヒビ割れになってしまうと治りにくく、猫はとても辛い思いをします。

フケが出るようになる

空気が乾燥し皮膚が乾燥することで、フケが出やすくなります。酷くなると皮膚炎を引き起こす可能性も。人間と違いボディクリームは塗れないので、お部屋の湿度が重要になります。

さまざまな加湿方法と注意点

超音波式加湿器

超音波式加湿器は、超音波によって水を細かな粒子に分解してお部屋に放出する加湿器です。価格が安くお洒落なデザインも多いため、お部屋に取り入れやすいのが特徴です。

注意点

この加湿器は水をそのままお部屋に放出するため、水に含まれる雑菌がそのまま放出されてしまう大きなデメリットがあります。

こまめなお手入れが苦手な飼い主さんは、愛猫も飼い主さん自身も加湿器病(過敏性肺臓炎)になってしまうリスクがあるため、避けたほうが良いでしょう。

スチーム式加湿機

スチーム式加湿器は内蔵されたヒーターでお湯を沸かし、水蒸気を発生させて加湿をする加湿器です。

水が沸騰消毒されるので、雑菌がお部屋に放出される心配がぐっと下がります。

注意点

身体への安全性は高いものの、放出口が熱くなっているため、好奇心旺盛な猫ちゃんには少々危ない面があります。

また、他の加湿器と比べて消費電力が高いため、電気代がぐんと上がります。

気化式加湿機

気化式加湿器は、水を含んだフィルターに風を当てて加湿をする加湿器です。他の加湿器に比べ加湿力は弱いですが、その分、結露を抑えられるなどのメリットがあります。

注意点

フィルターが濡れた状態が続くので、定期的なお手入れで雑菌の繁殖を防ぐ必要があります。

ハイブリッド式加湿器

ハイブリッド式加湿器は、ヒーターと気化式を組み合わせたタイプと、ヒーターと超音波式を組み合わせたタイプの2種類があります。スチーム式ほどではありませんが、加湿器病になりにくい加湿器です。

注意点

ハイブリッド式は安全性が高いと言われますが、スチーム式ほどの殺菌効果はありません。加湿器の説明書をしっかり読んで正しく使用しましょう。

ペーパー加湿器

電気を使った加湿器に比べると劣りますが、ペーパー加湿器はお部屋をほどよく加湿してくれるアイテムです。加湿のしすぎが気になる方にピッタリです。

抗菌・防カビ加工されたものも多いため、安心して使うことが出来ます。

注意点

好奇心旺盛な猫ちゃんの場合、紙や水で遊んでしまうことがあります。置き始めは放置せず様子を見たほうが良いです。

陶器加湿器

加湿効果は薄いですが、お手入れが楽で、電気代がかからないのがメリットです。お部屋全体には向いていません。

注意点

お手入れを怠ると、カビが生えます。

また、猫がイタズラして落としてしまうと割れる危険性があります。

アロマオイルはNG

アロマ対応の加湿器が流行っていますが、アロマオイルは猫の身体には毒となります。

アロマ対応の加湿器を購入してしまった場合は、アロマオイルを使用せずに使いましょう。

加湿器を置く場所

カテゴリ:暮らしと健康

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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