暮らしと健康

【秋冬】猫と暮らすお部屋の乾燥対策。加湿器の注意点や濡れタオル活用法をご紹介

(ペットdeペット編集部)

 

秋冬は乾燥が気になりますよね。人にも猫にも乾燥はよくありません。猫との暮らしにおいての加湿器を使う際の注意点や、濡れタオルによる安全で簡単な加湿方法についてご紹介していきます。

目次

猫にも乾燥は良くない

寒い季節になると気になるのが乾燥ですよね。

私自身、秋に入り暖房を使うようになってから、目や鼻、手指などの乾燥が目立つようになってきました。秋冬は私のように、私以上に、乾燥に悩む方が多くいることでしょう。

そして、私たちが乾燥に悩むように、猫も乾燥が苦手です。

猫を飼っている方に関しては、自分が乾燥を感じるようになったら猫も乾燥に悩んでいるのだと考えて対策をしていく必要があります。

乾燥は猫に対してどのような影響がある?

  • 鼻や肉球の乾燥
  • 喉や鼻の不調
  • フケが出るようになる
  • 免疫力の低下
  • ウイルスが飛び交う …など

猫は乾燥に対して何かを訴えるわけでもなく平気な顔をしているものです。ただ、ツラい状態になってからでは遅いので、しっかりと乾燥対策を行なっていきましょう。

加湿器を使うときの注意点

乾燥対策として効果を一番発揮するのは「加湿器」ですが、使い方を間違えると健康を害してしまうこともあります。どういったことに気をつければ良いのかを確認していきましょう。

加湿のしすぎには注意

乾燥ばかりを気にして、加湿のしすぎに気づけないことがあります。

加湿のしすぎはお部屋のカビの原因になります。カビの胞子が部屋に充満すると、人間も猫もアレルギー症状が出てしまうことがあるので気をつけましょう。

部屋の湿度は40%~60%が目安です。

定期的なお手入れを忘れないように

加湿器は定期的にお手入れをしないと、猫も飼い主も「加湿器病(過敏性肺臓炎)」になってしまう恐れがあります。

加湿器はさまざまな製品があり、それぞれでお手入れの頻度や洗浄方法が異なりますので、しっかりと取扱説明書を読んでから使用しましょう。

放出口が熱くなるタイプは注意

スチーム式加湿器は放射口が熱くなるため、猫が間違えて覗いてしまったり触ってしまったりすると危険です。

こういったタイプは猫の手が届かない場所に置いた方が安全です。

アロマオイルは使わない

最近はアロマオイルを一緒に使用できるタイプの加湿器もありますが、アロマオイルは猫の身体では分解できない成分なので、後に中毒を起こしてしまう恐れもあります。

猫の健康を害する可能性があるので、アロマオイルは使わないようにしましょう。

留守中に猫がイタズラしてしまうことも

飼い主がお家を留守にする場合、猫が手持ち無沙汰になって加湿器をイタズラしてしまう可能性もあります。イタズラされないように、されてしまっても問題にならないように対策をしておきましょう。

・飼い主がいる時にしっかり慣らしておく

→猫は新しいものに興味を示します。飼い主がいる時にしっかりと慣れさせておくことで、いたずらを事前に防げます。

・チャイルドロック機能

→猫はどこでも登ってしまう可能性があります。ボタンを押して勝手に設定が変更できないように、チャイルドロック機能のある加湿器を使うと安心です。

・倒れにくい加湿器がよい

→猫は加湿器にじゃれてしまうことがあります。重心がしっかりとしていて倒れにくいタイプを使いましょう。

・音が静かで、水蒸気が見えにくい加湿器がおすすめ

→猫は動く物や音に敏感に反応します。加湿器には色々と種類がありますので、なるべく音が静かで水蒸気が見えにくい加湿器を選ぶと良いでしょう。

全てを叶えるのはなかなか難しいかもしれません。お手入れを忘れてしまう方も少なくないでしょう。

そこでオススメしたいのは、濡れタオルを使った加湿の方法です。

濡れタオルを使った加湿の方法

濡れタオルを使った加湿の方法は、一見アナログで古い方法にも思えますが加湿器と違って加湿しすぎてしまう心配がないので安心して行えます。

やり方は簡単で、濡れたバスタオル1~2枚をハンガーやタオルハンガーにかけてお部屋に干しておくだけ。なるべく部屋の隅ではない場所にかけましょう。

※使用したタオルは毎回洗濯し、清潔なものを使います。

特別なものが必要ありませんので今日から始められます♪

機械ではないので電気代がかかりませんし、猫がお留守番をしている時にも安全に加湿することができます。

お手入れ不要でタオルを絞るだけの簡単な方法なので、ぜひお試しください。

洗濯物を干す方法の注意点

同じような方法でお洗濯を室内に干す方法もありますが、その場合は猫の健康を考えて香りがきつくない柔軟剤を使いましょう。

室内に干しすぎると加湿しすぎてしまう可能性もあるので、加湿しすぎない程度に干すのが良いと思います。

さいごに

猫は乾燥に対してツラい顔を見せたりはしませんが、症状が現れるようになってからでは遅いのでしっかりと対策を行なっていきましょう。

加湿器は適切に使用すれば、ちょうど良い湿度を保つことができるのでオススメです。ただ、お手入れなどに自信がない場合はとりあえず濡れタオル活用方を試していきましょう♪

カテゴリ:暮らしと健康

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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