知っておきたい！『ペットタクシー』最新事情

ファイナンシャルプランナーの髙柳万里です。
前回は、飛行機や鉄道を利用してペットと移動する際の注意点について調べましたが、
今回は、自家用車での移動が難しい場合に頼りになる『ペットタクシー』について、よくある疑問や費用等について調べました。

ペットタクシーとは？

→ペットを飼っている方向けに特化した自動車での送迎サービス。
飼い主さんとペットがそのまま一緒に乗車できることが多いようです。（原則として予約制）

筆者も以前は、実家に帰省する際などは愛犬のパピヨンをキャリーバッグに入れてタクシー移動していましたが、やはり車内を汚さないように、ムダ吠えたりしないようにとあれこれ気を使った記憶があります。当時、ペットが乗車できるように事前に配慮されているタクシーがあることを知っていれば、気兼ねなく利用できたことだろうと思います。

《乗車できる動物の種類》

犬、猫、小鳥、うさぎ、ハムスター等の小動物など。

通常のタクシーを利用する際は、専用のケージやキャリーバッグに入れて乗車することが一般的ですが、ドライバーさんによってはペット同伴の乗車は断られることがあります。その点、ペットタクシーなら飼い主さんと乗車する際にはケージに入れなくてもOKの場合がありますし、ペットにとっても飼い主さんにとっても嬉しいですね。
なおペットのサイズ等によっては、専用ケージ等準備が必要な場合があります。

利用の流れ

1. まずは最寄りのペットタクシーの会社にお電話またはメールでお問合せ
   ☆希望日時／乗車人数／ペットの種類・頭数／お迎え場所・目的地などを伝えて、事前に料金の確認をしておく。
2. 送迎してもらう
3. 料金支払い

なお、高齢のペットで歩行が困難な場合など、配慮してほしいことがあれば、予約の段階で相談しておくと、当日の移動がスムーズです。

料金について

基本料金については、走行距離・お迎え場所・待機時間等から算出されます。
都内の複数のペットタクシーの料金を調べたところ、おおよそ以下の目安金額となりました。

走行距離５km以内であれば、基本料金　1,800円～2,200円
（深夜・早朝は割増となる場合があります）
上記の基本料金にプラスして、
迎車料金　500円～1,000円程度（地域により異なります）
待機料金　10分につき220円～250円
有料道路代　実費加算
回送料金　　無料～330円
その他、貸し切りプランや長距離割引プランなどを提示している会社もありました。

ペットタクシーの会社のホームページに料金プランの記載があればわかりやすいですが、有料道路や有料駐車場を使用するなど、各種オプション料金が別途加算されるケースもあるため、事前に料金については確認しておくことが大切です。また、現金支払いのみの会社もありますので、クレジットカード支払い希望の場合は、予約の際に確認しておきましょう。

どんな時に利用できるの？

• ペットのかかりつけの動物病院等への通院送迎
• トリミングやペットサロン・ペットホテルなどへの送迎
• ドッグラン・ドッグカフェなどへの送迎
• 新幹線などの主要駅や成田空港・羽田空港への送迎
• 実家や親戚などへの送迎
• 引越先への送迎　など

やはり利用目的で多いのは動物病院への通院のようです。ペットの種類にもよりますが、飼い主さん同伴ではなく「ペットのみ」の輸送も可能な会社も複数ありました。飼い主さんが付き添えない事情があっても、ペットを動物病院に連れていきたい場合などは助かりますね。
筆者としては、ただでさえ荷物の多い帰省の際の空港への送迎は大変助かるので、今後機会があればぜひ利用したいと感じました。ただし、ゴールデンウィークや年末年始等の移動が多い時期に利用する際は、台数が限られているため、早めのご予約がおすすめです。

ペットとのお出かけを楽しもう！

人間もペットも高齢化は免れません。将来的に高齢となった飼い主さんが、自家用車の免許を返納することになったとしても、ペットタクシー等の交通手段を上手に活用して、ペットの健康を守る為に動物病院に連れて行ってあげたり、ペットと一緒のお出かけを気軽に楽しめると良いですね。
これからもますます需要の高まりそうな「ペットタクシー」に要注目です♪

※2022年2月時点の情報です。