まめ知識

知っておきたい!ペットの熱中症対策

(キッズ・マネー・ステーション認定講師)

 

ファイナンシャルプランナーの髙柳万里です。
連日の猛暑の中、熱中症で搬送される方のニュースが増えています。
ペットも同じく、熱中症にかかるリスクがあることをご存知でしょうか。
今回は、ペットの熱中症対策について調べました。

ペットも熱中症になるの?

犬や猫などのペットも人間と同じく、熱中症になるリスクがあります。
以前、筆者の犬を散歩させていた際、突然ハアハアと息をきらして草むらで座り込んでしまったことがありました。直前まで大喜びで闊歩していたため、急激な体調の変化に驚き、木陰で少し休憩させてから帰宅しましたが、その日は気温の高い日だったため、熱中症の症状だったのではないかと後から気づいたものです。

熱中症は、重篤化すると後遺症や命に係わる危険な病気です。
汗をかくわけでもないペットの体調の変化は、見た目には分かりづらいため、あらかじめ飼い主さんが熱中症等に関する知識を得ておくことは重要です。

こんな様子には要注意!

犬は体温が上昇すると、体の熱を下げるためにハアハアと息を切らすような口呼吸をするものですが、気温の高い日に通常よりも速いペースでハアハアと呼吸していたり、散歩中に動作が鈍くなるような場合等は、熱中症の可能性を考えておくべきでしょう。気温や湿度が高めな時期は、通常と異なる様子が見られないか、特に注意してペットの様子を観察することが必要です。もし熱中症が疑われる様子があれば、まずは涼しいところで水分補給、水や氷嚢でペットの体を冷やすなどの応急処置をして動物病院に相談しましょう。

ちなみに、室内でも室温や湿度が高い場合はペットが熱中症になる恐れがあります。室温は25℃~27℃程度、湿度は45~65%を維持することが推奨されています。水は常に欠かさず、いつでも飲める環境にしておきましょう。

ペットの熱中症対策あれこれ

毛皮をまとった犬や猫は、暑さには弱いと言われています。
筆者が犬(パピヨン)と暮らしていた当時、気温の高い時期は不在の間もエアコンをつけていましたが、高齢犬となってからは体力が落ちてしまったため、少しでもより涼しい環境にできればと、ケージ内に保冷剤をタオルでくるんだものや、水を入れて冷凍庫で凍らせたペットボトルを置いておいたりして工夫していました。

我が家で重宝したグッズが、触るとひんやりと感じるジェル状のマットでした。床よりも涼しく感じたようで、マットの上にペタリと腹ばいになる愛犬の姿を思い出します。

価格帯は1,000円~3,000円程度でしたが、最近では様々な素材の接触冷感マットや丸洗いもできるペット用冷感シートが発売されていますので、ペット向け熱中症対策グッズのコーナーで、実際の手触り等を確認してみてはいかがでしょうか。

また我が家では、ペットの首にスカーフの様に巻きつけるタイプのネッククーラーも活用していました。濡らすと冷たく感じる素材や、保冷剤を巻き込んで冷たさをキープするタイプなど、500円~2,000円程度位まで様々なネッククーラーが発売されています。ベストのような洋服タイプ等もありますので、ご自宅のペットが気に入ってくれる『ひんやりグッズ』が見つかると良いですね。

夏の外出時に気をつけるべきポイント

基本的には以下の3点を心掛けましょう。

  1. 散歩は涼しい時間帯に!
  2. こまめな水分補給を!
  3. 車内に置いていかない!

こうしてみると、人もペットも心得ておくべきことは同じようです。
気温が高い時期には、散歩は早朝や日没後に切り替えるなど、ペットの体への負担を配慮して外出するようにしましょう。炎天下の日の道路のアスファルトを触ってみると、夕刻になっても熱さが残っている場合がありますので、飼い主さんには気をつけて頂きたいと思います。

もちろん同行する飼い主さんご本人も、ご自身の体調管理と熱中症予防には十分注意してください。まだまだ厳しい残暑が続きますが、様々なグッズを活用したり色々な対策を講じつつ、人もペットも元気に過ごしたいものですね。

カテゴリ:まめ知識

キッズ・マネー・ステーション認定講師 ファイナンシャルプランナー/キッズ・マネー・ステーション認定講師 金銭教育を受ける機会を得られないまま社会人となり、家計のやりくりに悩んだことから平成二十年FP資格取得。「常識にとらわれず実践から学ぶ!」をモットーに、子どもたちが上手にお金とつきあえる大人になれるよう、試行錯誤しつつ活動中。動物全般大好きです♪

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