暮らしと健康

猫のフードには種類がある?ドライフードとウエットフードの違いは?

(ペットdeペット編集部)

 

猫のフードにはいくつか種類があります。その違いをしっかりと理解し、愛猫に適切なフードをあげましょう。また、ドライフードとウエットフードの違いについてもお話していきます。

目次

猫のフードは何をあげれば良いのか?

ペット用品店に行くと、昔より遥かに多くのフードが並ぶようになりましたね。

沢山あって難しくて、どれにしようか悩んだ経験があるという方は多いのではないでしょうか。

どのフードを選ぶかの細かい判断は飼い主さんに委ねられますが、選ぶ時に絶対に間違えてないポイントがあります。

それはフードの種類です。

フードは大きく4つに分けることができますが、それらはそれぞれ与え方が異なります。違いをしっかりと理解しておきましょう。

フードは大きく4種類に分けられる

フードは大きく4種類に分けることができます。

それはウエットやドライとか、プレミアムフードであるかについてなどは関係ありません。もっと土台の基本の部分になります。

総合栄養食

まず、基本的に猫にあげるフードは「総合栄養食」を選びます。これと水さえあげていれば猫に十分な栄養をあげられている、ということになります。

本来はこちらだけをあげていれば十分なのですが、猫のくいつき改善や病気の治療を考えた商品なども売られているので見分ける必要があります。

総合栄養食とよく勘違いされてしまうのが、次の一般食や副食です。

一般食・副食

「一般食」や「副食」と書かれたフードは、総合栄養食と合わせて食べさせるフードになります。

総合栄養食の食いつきが悪い時などに活躍しますが、こればかりを与えてしまうと栄養バランスに偏りが出てきてしまうので、総合栄養食と混ぜるなどして与えます。

缶詰やパウチに多く、猫の食いつきが良いため間違えて主食のように与えてしまう飼い主さんも多いので注意が必要です。

裏面を読むと「総合栄養食と一緒に与えてください」と書かれていることが多いので、説明をよく読んでから与えましょう。

栄養補完食

栄養成分の補給やカロリーの補給などを目的としたフードを「栄養補完食」といいます。

こちらも一般食や副食と同じように、こればかりを与えてしまうのはよくありません。しっかり説明書きを読んでから与えましょう。

栄養補給のため、獣医師に勧められることもあります。

特別療法食

病気である猫には獣医師の指導があり次第、「特別療法食」を与えます。

健康のためを思ってと獣医師に何も言われていないのに療法食を与えてはいけません。健康な猫に与えてしまっては逆に健康を脅かしてしまうことがあるので注意です。

ペット用品店では誤って購入しないように、「獣医師からの指導はありましたか?」と聞かれることがありますが、ネット販売の場合はそういった配慮が抜けていることがあります。気をつけて購入しましょう。

手作りフードはどうなのか。

少数ながら、手作りフードを与えている飼い主さんもいらっしゃいます。

しかし、栄養バランス良く与えるのはなかなか難しく、栄養過多になったり栄養不足になることもあります。

手作りフードを考えている場合は、まず猫にとって必要な栄養素を学びましょう。

ドライフードには慣らしておこう

猫は普段から食べ慣れていない物に手をつけない傾向があります。

普段から手作りフードを与えている場合でも、緊急時や病気になった時のことも考えてドライフードにも慣らしておくと安心です。

ドライフードとウエットフードの違いは?

ドライフードとウエットフードの大きな違いは、水分量です。

猫の多くは飲み水だけでは1日に必要な水分量を摂れていません。水分が足りていないと腎臓への負担が大きくなるため、猫は慢性腎臓病になりやすいのです。

そのため、猫の健康を考えて自動給水器を使ったり鶏肉の煮汁を与える飼い主さんも多くいらっしゃいます。

そんな中でも一番効率的なのは、ドライフードに合わせてウエットフードも与える方法です。水分量が10%以下のドライフードに対し、ウエットフードは75%以上も含んでいるからです。

猫の健康のためにも、ドライフードと合わせてウエットフードも活用していきましょう。

ただ、ドライフードと違って劣化が早いという特徴がありますので、置き餌には使用できません。メリットとデメリットを押さえて、良いとこ取りをしていきましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

猫のフードには種類がありますので、購入の際にはしっかりと確認しましょう。特に、「総合栄養食」と「一般食」は間違えやすいので注意です。

また、ドライフードに比べてウエットフードは高価ではありますが、水分補給という面でとても良い役目をしてくれます。猫の食いつきも良い傾向にあるので、積極的に使っていきたいですね。

カテゴリ:暮らしと健康

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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